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夢をもとめて
みなさん、こんにちは。
RAKUDEN訪問ありがとうございます。
このピックアップは、らくだくんフレンドに登録いただいてる技工所様から、その方の人となりを紹介していくコーナーです。
第五回目は大阪府吹田市でラボを開設されているExpectacion Labo Bonafideの代表 堺 貴史さんです。
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衝撃的なヒント
独立したいということで技工専門学校に通われたとお聞きしましたが・・・
そうなんです。工業高校を卒業しまして、当時はバブル時代の影響で景気がよかったので、就職先を選ぶのに苦労はありませんでした。
そしてある企業の溶接の職に就きました。その職場は、俗に3Kと呼ばれるキツイ仕事でしたが、別に職を変えたいと思っていたわけではありませんでした。そんな折、自分より12歳ほど年上の先輩の給料明細を見せてもらったんです。
『自分の10年後』が見えた気がしました。このままでは自分が納得できないと思い、知人の紹介で、ある技工所の社長にお会いし、その時初めて『技工士』という職種を知りました。
もともと人のためになる物を作ることが好きでしたのでこんな職業があるんだ!!と衝撃を受けました。その社長に技工士は独立出来る夢があると聞き、『独立するなら技工士だ!』と一念発起して技工専門学校に通ったのです。
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独立開業
技工士になられて10年ですね。独立されてどうですか?
卒業後は小室歯科院内ラボに8年勤務し、2007年に開業しました。
他の業種を一度経験しているからこそ言えるのですが、歯科技工という仕事はとてもいい仕事だと思います。世間で言う食いはぐれもあません。そして何より意識を持って取り組めば頑張った分、自分にフィードバックされるとても魅力のある職業だと思います。
とはいっても、よく壁にぶち当たるんですが・・・(笑)
ただ、その壁で立ち止まらない様、「我々技工士の先にはドクターがいて、その先には患者様がいる・・・患者様は大切なお金を払って治療している」ということを常に意識して仕事に取り組んでいます。
そんなプレッシャーもいい緊張感となって自分を支えてくれてるんだと思います。
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発展する未来
今後の目標は
そうですね。これからは、手本にされるような人間に成長していきたいです。
自分の座右の銘は‘石の上にも5年’です(笑)
技工の場合1人前になるにはもちろん技術も大切ですが、それだけではダメだと思うんです。いち社会人としてのマナーや人間関係、仕事上での付き合いを身に着けるのに少なくとも5年はかかると思ってます。技術・技術だけでなく、仕事に対する取り組み次第で、自ずと技術がついてくるものだと思います。小室歯科の院内ラボでの8年間で、コミュニケーションなど基礎から学ばせていただいたその経験も開業した今、技工士として、経営する立場としても、たくさんの先生方から、信頼いただける役に立ってます。だから、取り組み始めたことは少なくとも5年は続けて自分のものにしていきます。
そしてこれからは、若い技工士の手本となり、夢をもてるいい職場を作っていきたいと考えています。
もともと、「一度やってみる」ことが好きですから、若い人の考えや提案はどんどん受け入れてやってみます。もしそれがうまくいけば、その人自身も自信がつき成長できるでしょうし、よい人材の確保となり、ゆくゆくは技工業界の発展に繋がる・・・夢は大きいほうがいいですから(笑)
これからは、経営の勉強もして、1プレーヤーではなくいい戦略ができるチームを作って、業界全体の発展のために頑張りたいと思っています。
そうあつく語る堺さんから数年後のExpectacion Labo Bonafideさんの成長がうかがえる気がしました。
取材編集担当:吉田美帆
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堺 貴史
(略歴)
1975年 大阪府生まれ
大阪府立佐野工業高等学校卒
大阪歯科学院専門学校卒
泉尾歯科ラボを経て
医療法人小室会 小室歯科
天王寺ステーションビル診療所内勤務
2007年9月Expectacion Labo Bonafide設立
Expectacion Labo Bonafide
〒564-0063
大阪府吹田市江坂町1-6-8
三功ビル2-100
http://www.rakuda-labo.com/free/022/index.htm
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